楽天モバイルを2年使った感想|良いところ・悪いところを正直レビュー
楽天モバイルを使い始めてから約2年。
「新規参入企業なので安さだけがメリットだろう」と思っていた私ですが、使い始めると不満点はあるものの、私の使用方法に最も適したキャリアであることがわかりました。
2年間使って見えてきた「良い点・悪い点」をまとめていますので、楽天モバイルが気になっているあなたの参考になれば幸いです。
この記事では、楽天モバイルのリアルな使用感と、契約前に知っておきたいポイントを正直に紹介します。
【メリット】楽天モバイルの良いところ
まずは楽天モバイルの良いところについて説明したいと思います。
- データ量に応じた月額料金なので、だれでも安い
- 楽天リンクアプリを使えば通話料が無料
- 楽天ポイントが貯まりやすく、ポイントも使いやすい
- eSIMで申し込めばすぐに使える
- 通信速度が速くてルーターとしても便利
楽天モバイルは使う人にあわせて料金が変わります。
月額料金は使ったデータ量に応じて三段階の料金が設定されているので、どんな使い方でも料金の安さを感じることができます。
料金は三段階で変化していきます。
【3GBまで1,078円】
【20GBまで2,178円】
【20GBを超えたら3,278円】
私はYouTube(ながら聞き)やSpotifyを毎日のように再生しているような使い方ですが、
それでも【20GBまで2,178円】で使えています。
20GBを超える使い方を試してみましたが、16GBまでしか達成できませんでした。
ホームルーターのような使い方をしないと20GB以上は実現不可能だと思っています。
スマートフォンの通信量が2,178円で済むのは安くて助かります。
楽天モバイルは楽天linkアプリをつかった通話は料金が無料です。
スマートフォンの標準電話アプリを利用できないのが欠点ですが、楽天linkアプリの使い勝手は「何とか使えるレベル」に仕上がっているアプリなので良しとしています。
最安1,078円で通話し放題を実現している楽天モバイルは業務用途にも便利です。
楽天モバイルを契約していると楽天市場で楽天ポイントが4倍されます。
楽天ポイントは楽天モバイル料金の支払いに使う事ができるので、楽天ユーザーは楽天モバイルをもっと安く使えるようになっているわけです。
楽天ポイントは楽天市場を利用したお買い物で貯めることができます。
楽天市場では数多くのお店が商品を販売していますので、日常的に使う消耗品を楽天市場でまとめ買いすることで楽天ポイントを効率よく貯めることが可能です。
今まではまとめ買いにコストコを利用していたのですが、楽天市場でも価格は同じくらいだとわかりましたので切替えてしまいました。
楽天モバイルを使い始めてからはポイントが貯まりやすくなりましたので、一部を楽天モバイルの支払いに、その他は楽天証券から積立NISAにポイントを加えています。
楽天モバイルはeSIM対応なので、仕事用(NTT回線)と個人用(楽天モバイル)の電話番号を1台のスマートフォンで管理しています。
現在発売されているスマートフォンはiPhoneをはじめ、デュアルSIM対応になっています。
お互いに通信エリアをカバーすることができるの事もメリットの一つです。
eSIMは開通がすぐに終わること、接続先を設定ですぐに切り替えできることがeSIMを使う大きなメリットで、SIMカードの差し替えも不要なので運用がとても簡単になりました。
通信速度は格安シム(MVNO)よりも高速です。
楽天モバイルは安価な格安シムでは達成できない通信速度をたたき出すのが魅力的です。
しかし電波が弱いところやauローミングを利用している時の通信速度は遅くなりますが、しっかりと楽天モバイルの電波を拾っていれば通信速度に不満がでることはありません。
データ通信の上限が無制限なので、テザリング機能を使ってノートパソコンを外出先でもガンガン使う事ができたり、車の中で動画視聴も遠慮無く使う事ができます。
モバイルルーターが不要になったので維持費も安く、荷物も軽くすることができました。
【デメリット】楽天モバイルの悪いところ
楽天モバイルを使っていて気になったところです。
この欠点を許容できれば楽天モバイルをいますぐ契約しても大丈夫です。
- 建物の中で電波が弱く通信が遅い場所がある
- 楽天リンクの音声品質が安定しないときがある
- アプリを使い忘れて通話料が発生することがある
楽天モバイルの電波は建物の中で弱いことがありました。
私の体験では「ショッピングモール」「総合病院」での利用時に気になりました。
通信速度があきらかに遅くなり、場所によっては圏外になることがあります。
用途として動画視聴や読書などに影響が出ますので、待ち時間の時間つぶしができない時はストレスを感じました。
スマートフォンのバーコード決済なども画面表示するまでに待たされるため、バーコード決済を多用する人にとっては一番気になる所かもしれません。
対処法としては格安のサブ回線を確保しておくことで解決できます。
楽天linkアプリを使った通話で品質が安定しない時があります。
自分もしくは相手の声が届かなかったり、途切れたりするのでかけ直すことがあります。
かけ直すと気にならないのでスタンバイ中の着信応答に問題があるのかもしれません。
通話中なので双方どちらの問題か不明ですが、職場で発生しやすいことを考えると私が使っている楽天モバイル側の問題だと思われます。
職場ではWi-Fiに接続しているのですが、Wi-FiとLTEの通信切替えで問題が発生しているのかもしれません。(楽天linkはLTE優先設定)
通話中に怪しいときは居場所を変えることで対処していますが、相手が関わることなのでストレスは大きいですね。
対処法はいったん終話してから再発信しています。
誤って楽天linkアプリをつかわず電話を発進した場合に通話料が発生します。
時々楽天linkアプリで着信しないとき(着信音の違いでわかる)があるのですが、その場合は楽天linkアプリの着信履歴が残りません。
その場合は電話アプリの着信履歴を確認しますが、折り返し電話する際にうっかり通常の電話アプリを使ってしまうと通話料が発生します。
楽天モバイルの通常通話料は30秒毎なので、通話料は高額になりがちです。
他にもリダイヤルやブラウザの電話番号リンクから発信する場合も気をつけてください。
通常の電話アプリが起動しますので、そのまま発信せずに番号をコピーしてから楽天linkアプリで発信しないといけません。
電話番号のコピペなど、一手間ひつようになるのは面倒だなと感じます。
Androidの場合は「Rakutenlinkサポーター」アプリで対策できますが、iPhoneではできませんので注意が必要です。
【まとめ】こんな人に楽天モバイルはおすすめ!
楽天モバイルが楽天モバイルはこんなユーザーにお奨めです!
- 毎月のスマホ料金を2,000~3,000円に抑えたい
- 楽天市場で買い物をすることがある
- 楽天カードを使っている、または検討している
- 通話の機会が多く、通話料を節約したい
- 外出先でも高品質なデータ回線を使いたい
使ったデータ量に応じて金額が変動する楽天モバイルの請求方法はとても合理的です。
さらに3,278円でデータ通信が使い放題になるので、他キャリアをふくめて見ても圧倒的に安い金額で大量のデータ通信が利用できます。
さらに楽天カード(クレジットカード)との連携に関しては楽天グループがとても優れており、楽天IDと楽天カードがあればタッチ決済やQRコード決済など、幅広い支払方法を使う事ができます。
QRコード決済の「楽天Pay」は楽天カードと連携することでチャージが不要になるため、スマートフォンのみでクレジット決済ができる便利さが手に入ります。
タッチ決済の「楽天Edy」はSuicaと同じNFCカードリーダーを利用しますので、数多くの場所で利用することができ、楽天カードからオートチャージも利用できます。
楽天モバイルユーザーは楽天linkアプリをつかって通話料無料で電話が使えますので、通話料金を気にする事無く電話が使えます。
通話品質も問題なく、業務用途にも使える便利さが魅力です。
楽天モバイルの強みはなんといってもデータ通信です。
車内での動画視聴をはじめ、外出先でのタブレットやパソコンの利用などスマートフォンのテザリングを駆使することで、いつでもどこでも自分専用のWi-Fi環境を構築できるのは大きなメリットです。
【結論】転出と転入の手数料が0円!楽天モバイルを体験しても損はない!
楽天モバイルの手続きにおいて手数料はかかりません。
他社からMNPする場合でも、楽天モバイル側では余計な費用は請求されません。
一番必要なのはMNPの手続きをする自分のやる気と勢いだけですね。
一度でも楽天モバイルを体験すると、楽天モバイルを解約(MNP)転出しようと思う人は少ないはずです。
それはスマートフォンを日常的に使っている現在、安く大量のデータ通信ができることで得られる恩恵がとても大きいからです。
電話しかしない。
LINEしか使わない。
でもせっかく楽天モバイルを使うなら、もっともっとスマートフォンを楽しんでほしいです。
今後はこのサイトでも楽天モバイルを利用したスマートフォンの楽しみ方も紹介できればと思っています。
「楽天モバイルは圏外になりやすい」とよく言われますが、実際にはそれほど気になる問題ではありませんでした。
私も当初は通信環境について不安を抱えていました。
別にサブ回線を確保し、状況に応じて回線の使い分けをしていましたが、楽天モバイル側の改善が進み、今では回線切替など不要なくらいに使えるキャリアになっています。
それでも通信品質やサービスに不安がある人は、保険としてサブ回線を用意すると良いでしょう。
私は日本通信SIMの「シンプル290プラン」を使っていましたが、サブ回線が必要かどうかは生活圏によると思いますので、楽天モバイルを使ってみてから考えても遅くは無いと思います。
楽天モバイルはこちらのリンクから申し込みが可能です。
じつはiPhoneが安く買える楽天モバイル、申し込みするときはついでに機種交換しちゃうのも良いですね!