車の中でWi-Fiを使いたいと思ったことはありませんか?
Wi-Fiが車内で使えると、カーナビやディスプレイオーディオのHDMI接続に「Fire TV Stick」を接続して動画を楽しむことができます。
HDMIでスマートフォンを直接接続してミラーリングで動画を楽しむのもアリです。
しかし動画視聴で悩まされるのがデータ通信量です。
「Netflix」や「Amazon Prime Video」などの動画サービスは高画質で、Blu-rayに匹敵する画質を実現しているので使用するデータ量も大容量になりがちです。
しかし「楽天モバイル」の回線ならデータ使用量に上限がありません。
毎日使っているスマートフォンの契約そのままに車内でWi-Fi環境を構築できるのは最高だと思いませんか?
今回は楽天モバイルで車内Wi-Fiを構築する方法を紹介します。
スマートフォンがWi-Fiアクセスポイントになる

車内でWi-Fi環境を構築する方法は簡単です。
スマートフォンはWi-Fiアクセスポイントとして利用できるような機能を備えていて、簡単な設定でWi-Fi環境を周囲に提供することができます。
このWi-Fiアクセスポイントが提供できる機能をテザリングと呼ばれています。
提供したWi-Fiはスマートフォンのモバイルネットワークを利用してインターネットに接続することになります。
契約している通信業者(docomo・au・SoftBank・楽天モバイルどれか)の回線を利用してインターネットに接続しますので、高速な回線であるほどWi-Fiが快適に利用できます。
オススメなのはAndroidスマートフォンで、一度Wi-Fiアクセスポイントを設定しておけば、次回からは「OK!Google アクセスポイントをONにして!」と音声でアクセスポイントをONにすることができるので簡単快適に動画視聴ができるのです
iPhoneは「インターネット共有」設定を利用してWi-Fiアクセスポイントとして使うことができます。
iPhoneはセキュリティの関係からか、音声操作で「インターネット共有」をONにすることができませんが、iOS26からはインターネット共有へのアクセスが簡単になりました。
それぞれの設定方法をは本記事の後半で説明しています。
楽天モバイルなら3,278円で使い放題のWi-Fiルーターになる
スマートフォンをWi-Fiのアクセスポイントとして使う時に気になるモバイルネットワークで使う回線についてです。
Wi-Fi接続した「Fire TV Stick」などを利用した動画視聴で気をつけたいのは、高速な通信速度と大容量のデータ通信量です。
自動車はずっと移動していますので、屋外でも快適に使える回線品質はとても重要です。
しかし日本で通信回線を提供しているdocomo・au・SoftBank・楽天モバイルの通信ネットワーク網はとても充実していますので差はほとんどないと言えるでしょう。
違いがあるのはデータ通信量ですが、契約しているプランによって上限に違いがあります。
私の使い方では通勤+週末ドライブでの動画視聴なら20GB程度のデータ使用量の契約であれば十分に使うことができると感じていますので、20GB以内のプランで比較すると楽天モバイルの料金がとても安いです。
データ通信料金の比較
| NTTdocomo | docomoMAX(3GB超え) | 8,448円 |
| au | 使い放題MAX(1GB超え) | 7,788円 |
| SoftBank | メリハリ無制限+(2GB超え) | 7,425円 |
| 楽天モバイル | Rakuten最強プラン(3~20GB) | 2,178円 |
サブブランドとの比較はこちらです。
| ahamo | 30GBプラン | 2,970円 |
| UQ mobile | トクトクプラン2 | 4,048円 |
| Y!mobile | シンプル3 M | 4,158円 |
| 楽天モバイル | Rakuten最強プラン(3~20GB) | 2,178円 |
料金については利用料金を自動的に割引きする楽天モバイルが圧倒的に安くなります。
楽天モバイルの場合は20GBを超えた場合は使い放題で3,278円という天井が設定されているので安心してデータ通信ができるのが安心です。
データ通信速度の比較
通信速度についてはサイト「みんなのネット回線速度」様のデータを参考にさせて頂きました。
データを確認した私の感想として記載しています。
データの傾向ですが、料金に見合った通信速度が提供されていると感じました。
docomo・au・SoftBankに関しては料金設定が高額ですが、安定かつ余裕で100Mbps超えの高速な回線が提供されているようです。
ahamo・UQ mobile・Y!mobileのサブブランドでは料金に見合ったメインブランドとの差をつけていますが、100Mbpsに達する速度は十分に高品質です。
楽天モバイルは料金が安い分100Mbpsは超えられない壁のようですね。
80Mbps程度の回線を提供しているので十分な合格点ではありますが、基本使用料金を安くしているだけに大きな投資はできないのかもしれません。
参考情報としてですが、格安SIMでは20Mbps程度に速度が落ちます。
しかし動画が視聴できないということはなく、動画を見始める前に少し待たされる感じがあるくらいの違いです。
テザリングは楽天モバイルの回線がコスパ最高
私の結論としては「楽天モバイル」が一番コストパフォーマンスに優れると判断します。
高速な通信速度は魅力ではありますが、運用コスト面では楽天モバイルの2,178円(上限でも3,278円)という価格がとても魅力的だからです。
動画を視聴するにはNetflix・U-NEXT・Hulu・Amazon Prime Videoなどのサブスクリプション契約を利用しますが、それぞれ月額料金がかかりますよね。
そこからWi-Fi環境の構築にコストを増やすのは無駄がありすぎると思います。
スマートフォンは1人1台は持っているはずなので、その回線を利用して動画を視聴するのはとても合理的な方法です。
さらにその回線を「楽天モバイル」に変更することでデータ使用量の上限を無くすことが可能になります。
これは無限のコストパフォーマンスを実現していると言えるでしょう。
月額利用料を安くすることは一番効果的な節約方法ですから、早く始めれば始めるだけお得に生活できることになります。
快適な動画視聴の環境を作りながらも同時に節約をしてしまいましょう。
楽天モバイルはこちらからも申し込むことができます。
MNPで電話番号をそのままに「楽天モバイル」に移行することもできますよ。
Wi-Fiモバイルルーターの使い勝手と比較
車でWi-Fiモバイルルーターを使う方法との比較もしてみました。
3ヶ月ほどWi-Fiモバイルルーターを使って動画視聴をしてみましたが、モバイルルーターと一緒に車に乗り込んでエンジンを始動するだけなのはとても便利でした。
スマートフォンを利用したテザリングは一定時間が経過するとOFFに切り替わるので、使うときは設定をONにする必要があります。
Androidスマートフォンは音声でONにすることはできるのですが、一手間増えることには変わりありません。
通信速度はWi-Fiモバイルルーターがどの回線をつかっているかによって変わります。
スマートフォンの回線契約と同じで、月額料金が高くなればなるほどに高速かつ大容量なデータ通信を利用することができます。
車に乗り込んでからの操作が一切不要なのはとても快適でした。
その他にもスマートフォンを常時Wi-Fi接続することが可能になるので、スマートフォンのデータ通信量をほとんど使用することがなくなります。
その分スマートフォン側を安価な契約に変更することが可能になるので、Wi-Fiモバイルルーターと合わせた出費が意外と安くなったのは意外でした。
Wi-Fiモバイルルーターの充電を忘れて焦ることも
しかしWi-Fiモバイルルーターにも面倒な事はあります。
スマートフォンと同様に、毎日(に近い頻度で)充電が必要になるからです。
Wi-Fiモバイルルーターはモバイルバッテリーに通信機を組み合わせたような構造なので、長時間のデータ通信を行うことが可能です。
の分バッテリー容量が大きいので、充電に要する時間はそれなりに必要とします。
スマートフォンの充電は忘れないですが、カバンに忍ばせたWi-Fiモバイルルーターの充電を忘れてしまうことが時々ありました。
自宅に帰った時の手間が増えるのは仕方ありません。
車に乗り込んだときの手間を減らすことができる反面、帰宅してからの充電で手間が増えるのがWi-Fiモバイルルーターの特徴と言えるでしょう。
スマートフォンのテザリングを使ったWi-Fi構築の場合はスマートフォンのみの充電で済むので簡単です。
スマートフォンのテザリングならすぐに使える
Wi-Fiモバイルルーターは通信契約が必要になります。
料金は提供する会社によって違いがありますが、最低利用期間が設定されていることが多いようです。
その他にも月額利用料金を安価にするため、年間契約になっている可能性があります。
いずれも途中解約の場合は違約金が必要になる可能性がありますので、Wi-Fiモバイルルーターの契約には契約内容をよく読む必要があります。
一方でスマートフォンのテザリングであれば、手持ちのスマートフォンの設定を変更するだけで利用が可能です。(テザリング契約がオプションの回線もありますので確認が必要)
私が利用している楽天モバイル回線の場合では、テザリングを多用しなかった月は自動的に料金が安くなりますので大変助かっています。
面倒な料金設定がいっさい不要になりますのでテザリング用途ではイチ押し回線です。
外出先のノートパソコン用回線としても便利ですよ。
電池消費対策として車内での充電環境を整えよう
良いことだらけのテザリングですが、Wi-Fiの電波を発信しますので電池の消費が増えます。
スマートフォンのバッテリーは大容量化が進んでいますので、テザリングで電池がなくなることはありません。
しかし消費は確実に増えますので、動画試聴時にはスマホを充電できる環境を用意しておくと安心できます。
充電方法は無線充電・有線充電のどちらでも問題はありませんし、高速充電でなくてもスマホのバッテリー消費を抑えることは可能です。
私の場合は車に急速充電器を一つ、スマートフォンホルダーを兼ねた無線充電器と2種類の充電方法を用意しています。
無線充電器は車内でテザリング中にバッテリーの消耗を抑えつつ充電してくれる余力がありますので大変便利で愛用しています。
急速充電器はほとんど使うことはありませんが。
週末のレジャー用途で写真や動画撮影で消耗したスマートフォンのバッテリーを復活させるための充電器ですね。
機種にもよりますが、テザリング中は電力消費が多く本体が発熱することがあります。
バッテリーの劣化を気にする人はテザリングと充電を同時に行うことをやめた方が良いでしょう。
触って熱いと感じるならリチウムイオンバッテリーの充電には適さない温度です。
その場合はテザリングを中止して、バッテリーの充電のみにしておきましょう。
スマホホルダーと無線充電器の一体型タイプ
スマートフォンホルダータイプは固定が難しく、取付け方によっては吸盤タイプやエアコン吹出し口のタイプは破損や脱落することがあります。
カップホルダーが複数ある車なら、カップホルダーに取り付けするタイプがお手軽でした。
ペルシードの無線充電はiPhoneで7.5W、Androidで15Wの充電速度です。
急速充電には及びませんが、テザリングで消耗する電力を補えるくらいと考えると良いかもしれません。
電動オートホールド機能を搭載しており、スマホを置くとクローズしてスマートフォンを固定してくれます。
エンジンを切った後も内蔵キャパシタでオープンしてくれるので、もう一度キーをONにしてオープンする失敗がなくて気が利いています。
シガーソケット装着車用のUSB急速充電器
シガーソケットタイプの充電器なら急速充電型がおすすめです。
スマートフォンの対応状況で変わりますが、PD急速充電規格に対応している製品であればiPhoneもAndroidも対応できます。
【USB-C】と【USB-A】の両方のポートを備えるモデルを用意しておくことで幅広いUSBケーブルに対応することが可能です。
私の使用しているアドテックの充電器はとてもリーズナブルです。
急速充電は【USB-C】の20Wと【USB-A】の18Wに対応しています。
スマホがあれば車内Wi-Fiはすぐにでも使える
車内でのWi-Fi構築は楽天モバイルの回線を使ったテザリングがコストパフォーマンスに優れるとご紹介してきました。
その理由は圧倒的に安い月額料金でデータ通信使い放題の回線を提供してくれるからです。
テザリング自体は現在ご利用頂いているスマートフォンと契約回線でも使うことができるはずです。(テザリングには別途申し込みが必要な回線もあります。)
5GB以下のデータ通信契約であれば上限を突破してしまう可能性があるのでお奨めできませんが、長時間の動画視聴でなければお試しで車内Wi-Fiを利用してみると良いです。
車側に動画配信サービスを利用できる環境を構築してみて、データ通信量が大きくなるようであれば楽天モバイル回線を契約すると安心できるはずです。
車内で動画配信サービスが利用できると長時間のドライブでも同乗者に楽しみながら移動することができるので苦になりません。
また、自宅のレコーダーに撮りためた番組を外出先で視聴できるサービスもあります。
車内Wi-Fiがあると車の中での過ごし方が大きく変化するでしょう。
月額3,278円でデータ通信が使い放題の楽天モバイルを契約するときはこちらから。
楽天モバイルについてはこちらでもご紹介しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


