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スマートウォッチのGPS精度には違いがある

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ランニングを楽しくしてくれるランニングウォッチですが、GPSを搭載したランニングウォッチを使うことで経路や速度を記録してくれることでランニングがとても楽しくなります

またスマートウォッチにもアクティビティを記録してくれる機能がついていて、日常使いのしやすいスマートウォッチでスポーツを楽しむことができます。

どちらもGPSを搭載している製品ですが、じつは用途によってGPSの精度に違いがでることがあることを知っていますか?

今回はランニングウォッチを多数販売しているGARMINから発売されている「GARMIN INSTINCT 2S」とコスパの高いスマートウォッチを販売しているAmazfitが販売していた「Amazfit GTR」の二つのGPSデータを比べて検証してみた記事です。

GAMINとAmazfit製品コンセプトの違いについて

今回の比較に使っている製品について簡単にご説明します。
GAMINとAmazfitはそれぞれ開発コンセプトに違いがありますので、本来であれば目的が別物の製品であることをご了承ください。

「Amazfit GTR」は価格以上の機能を持ったスマートウォッチ

まずAmazfitが発売していた「Amazfit GTR」について。
毎日身につけるスマートウォッチとしてコストパフォーマンス抜群の製品を発売しているAmazfitの大きな特徴はバッテリーの持ちが圧倒的なことです。

発売当初から2週間充電不要なバッテリー性能の多機能スマートウォッチを発売していた唯一のメーカーであり、腕時計として絶対必要な性能を有していたAmazfitを愛用しつづけていました。

Apple Watchは時計の新しい価値観を提供していましたが、スマートフォンと同様に毎日の充電を必要としました。
Amazfitは時計を正常進化した製品としてスマートウォッチを展開していたため、なるべく充電が不要になるように設計されていました。

私が購入した「Amazfit GTR」はGPSを搭載した製品でスポーツアクティビティを記録する機能も搭載していましたが、過去に発売していた製品よりも廉価に販売していたからかGPSの精度には少し問題を抱えていたように思います。

しかし日常使いにおいては腕時計として理想的な機能を有しており、なじみ深い丸型のフェイスは服装を選ばないお気に入りの製品でした。

「GARMIN INSTINCT 2S」は耐衝撃性能を持ったタフネスウォッチ

GAMINの「INSTINCT 2S」は耐衝撃性をもったタフネスが売りのスマートウォッチです。
カシオのG-SHOCKシリーズのタフさに多機能を追加したようなスマートウォッチなので、あらゆるプロフェッショナルに愛用されているスマートウォッチです。

GAMINも腕時計として必要な性能である長時間バッテリーを売りにしています。
GPSを使わない場合は20日程度使う事ができるという省電力性能を売りにしていて、宿泊を伴う登山にも使えるスマートウォッチとして発売しています。

頑丈そうな見た目を裏切らずボディにはタフな素材を使っているので、自動車のエンジンルームを整備しているときでも時計を外さずに容赦なく腕を突っ込んでいます。
そんな使い方でも多少の傷はあってもガラスは割れませんし、壊れることは無縁と思える耐久性があります。

GAMINはGPSを記録するGPSロガーを作り続けてきたメーカーで、GPSの記録精度には定評があるようです。
そのためスポーツ用のGPSロガーといえばGAMINと言われるくらいに有名なメーカーであり、実際に使ってみても圧倒的な精度を持っていました。

価格は少し高めな印象がありますが、一度使うとGAMIN意外は考えられないと思えるくらいに信頼性があります。
私の周辺でGAMINを購入した人は大勢いますが、後悔の声は聴いたことがありません。

「高くても買って間違いない製品」を作る良いメーカーです。

GPS精度の違いで発生する問題とは

スマートウォッチのGPS精度は違いがあると書きましたが、実は日常使いにおいてGPS精度はそれほど影響はありません。
機種によってはスマートフォン側のGPSを利用することもできるので、GPSを搭載していなくても現在地の天気を表示したりアクティビティを記録するような機能を普通に使うことができます。

GPS搭載のスマートウォッチはスマホが無くても位置情報を取得できるのが強みで、スマートフォンを所持していなくても移動記録を残すことができます。

そのためGPS精度の違いが現れるのは、GPSロガーとして連続的に位置情報を取得&記録し続ける場面で違いが現れます。
具体的な用途としてはランニングや自転車などのアクティビティで、走ってきた経路を記録するような使い方をしたときにわかりやすく違いが出ます。

Amazfit GTRで記録した走行経路
GAMIN Instinct 2Sで記録した走行経路

上に掲載したのは運動を記録してくれるアプリ「Strava」に記録された走行経路です。「Strava」は多くのランニングウォッチアプリとデータを同期することができるので、異なる機種を使った場合でも走行経路を共有保存することが可能なアプリです。

モチベーションアップに「Strava」を使おう

ふたつの画像を比較するとわかりやすいのですが、真っ直ぐ走っている状況下でも記録されているデータにはブレが生じており、経路がジグザグになっていることがわかると思います。

GPSロガーは計測中に時間と現在地を常に記録し続けていきますが、測位地点にズレが発生していると点をつないだ時にジグザグの走行記録になってしまいます。

さらに位置情報の記録頻度も違うため、位置変化も二つの機種には違いがでてしまっています。

記録頻度はどのくらいの時間経過で記録していくかの違いはこうです。

頻度 低【    #    #    #    #    #    #   

頻度 高【 # # # # # # # # # # # # #

記録頻度の違いをイメージ化すると、間隔が空いていることがわかります。
より細かく記録をとる方がなめらかに経路を記録することができるのです。

今回は「Strava」に記録された走行軌跡を比較していますが、正確にはランニングウォッチ用のアプリの走行記録ともズレが生じていました。

しかし「Strava」側でもデータを受信した際に走行経路を補正しているようです。
独自の計算方法をもとに走行マップ用データを作っているためにランニングウォッチのアプリとも違った軌跡になっていました。

郊外に住んでいることもあって自宅周辺トレーニングではそれほど気にならない測位精度ですが、「Amazfit GTR」を使っていた場合は幅の広い道路や周回コースを走っているときは軌跡がかなりブレ気味です。

GAMINは歩道の左右どちらを走っていたかわかるくらいの精度なので、この事実を知ってしまうと経験豊富なランナーは測位精度が気になってくるはずです。

走行ペース表示が安定しない時がある

GPS測位精度が乱れることで発生するもう一つの問題は、ランニングウォッチに表示される走行ペース表示が安定しないことです。

ランニングウォッチには現在の走行ペースを表示する機能があり、7:00分/kmといった具合に1km走るのに必要な所要時間を表示してくれる機能があります。

GAMIN Instinct 2Sのペース表示

自分がどれぐらいのペースで走っているかを把握するのにとても便利な機能なのですが、このペースを計測するためにGPS情報を利用しています。

これはGPSで測位した地点毎に要した所要時間の計算結果を表示しているのですが、測位精度が低いとブレが発生するため実際のペースより早くなったり遅くなったりと数値が安定しなくなります。

ランニングになれてくると、自分の走行ペースを気にして走るようになります。
とくにマラソンは限られた自分のスタミナを温存しながら走る必要がありますので、安定したペースで走り続けることが大事です。

走行軌跡のブレについては結果論で許容の範囲でしたが、走行ペースを把握しづらいことはとても気になっていました。

今回はGAMINを使用しましたが、測位精度が高いランニングウォッチの走行ペース表示は安定かつ変化にも瞬時に対応してくれるので、自動車のスピードメーターのごとく自分の走り方に合わせてしっかりとペースが変わってくれます。

ランニングウォッチの表示はずっと見続けているものではありません。
しかし一瞬の確認をしたときに正確な表示をしてくれることはとても重要で、安定したペースで走り続けるために無くては鳴らない存在と言えるでしょう。

スポーツやアクティビティに特化したスマートウォッチの精度は頭一つ抜けていることがわかります。

Amazfit GTRのGPS精度

今回比較に使用した「Amazfit GTR」は日常使いに最適なスマートウォッチです。

有志が作ったウォッチフェイスが利用できるなど、自分好みの時計にできる自由さでとても気に入っているスマートウォッチのひとつです。
しかも1万円程度で購入しているのでお買い得モデルでもありました。

しかしAmazfit GTRはGPSの即位精度の安定性が今ひとつで、測位を補正するA-GPSを使用しないと現在地の測位にとても時間がかかってしまいます。

Amazfit GTRのGPS測位中画面

使い始めはそれほど気にならなかったのですが、ペース時間のズレや走行軌跡のブレ具合はアクティビティを続けるほどに気になってくるものです。
ランニング中にも高架の下などで「GPSの受信ができません」と警告が出てくることから、GPS電波の受信精度には難があるようでした。

田舎なのでわかりませんが、おそらく高層ビルが並ぶ市街地でのランニングでは測位が安定せずきびしいのではないかと思っています。
走る環境によって左右されるとはいえ、Amazfit GTRは普段使いを重視したスマートウォッチであり、スポーツに特化していないことを知っておくべきでしょう。
日常的なデザインや使い勝手を考えると必要十分なGPS精度です。

余談ですが、現在のAmazfitシリーズはデュアルバンド対応などGPS精度はものすごく向上しています。
バッテリー性能やデザインにも定評のあるメーカーなのでおすすめのスマートウォッチです。

https://www.amazfit.jp

GAMIN Instinct 2SのGPS精度

「GAMIN Instinct2」は登山などハードなアクティビティにも対応するスマートウォッチです。

Amazfit GTRのペース表示のブレと走行軌跡のズレが気になり始めた時、ランニング仲間が新調したGAMIN Instinct 2の走行軌跡がブレなく表示されていることに驚いたのが購入のきっかけです。

それもそのはずで、GAMINはGPSロガーを専門に作るメーカーでした。
特に最近のモデルでは複数の衛星(GPS・グロナス・ガリレオ・みちびき)を測位できる「マルチGNSS」に対応したことで測位精度をさらに向上させています。

衛星の受信方法は選択可能になっていますが、その精度は頭一つ抜けています。
私はGPSだけを受信する設定で使っていますが、それでも受信精度は相当に高いレベルにあります。
Instinct2を使い始めてから走行軌跡のブレは極限まで少なくなりました。

ここまでのGPS精度があると、走行ペース表示も非常に安定した表示が可能になります。
経験の少ないランナーである自分には終始一定ペースで走り続けることがとても苦手でしたが、GAMINを導入してからは安定したペースで走ることができるようになりました。

アクティビティ開始時のGPS測位時間がとても早いので、すぐに走り始めることができるのもお気に入りのポイントです。
あらゆるスポーツでGAMINユーザーが多い理由がわかった気がします。

衛星の測位方法に関しては設定で変えられるのですが、GPSだけでも十分すぎるほどの精度がでていますので私はそのまま使っています。

欠点は金額が高いことですが、これだけの性能と精度を持っているのであれば決して高くはない買い物です。(Instinctに関しては強度もある)
満足感の高い製品であることは間違いないです。

GPS精度を買う前に判断する方法

スマートウォッチのGPS精度には思ったよりも差があることを紹介しましたが、この精度の違いを購入前に見分けることができるのかどうかです。

たしかにGAMINの精度は魅力的ですが、「日常使いでのGAMINはガチすぎる。」という方もいるのではないでしょうか。
当初わたしもそんな理由でGAMINのランニングウォッチシリーズは選択から外しました。

しかし最終的にはGAMINを選択。
アウトドアに特化したタフネスウォッチInstinct2Sを選択することになりました。

Instinctシリーズはタフさを求められるアクティビティで使う事を想定した製品です。
とくに登山は現在位置情報はとても重要な要素になりますので、そういったケースで使われる事を想定したInstinctシリーズのGPS精度は素晴らしい精度です。

モノクロ液晶を採用してバッテリー持ちを優先させたInstinct2Sは、腕時計という道具を極限まで追求した素晴らしい製品で、私のイチオシモデルでもあります。

スマートウォッチのGPS精度は製品のコンセプトと一致します。
日常使いを重視しているモデルではGPS精度は追求せず、GPS機能が非搭載というモデルも多いです。
GAMINでもカジュアルモデルはGPS非搭載が多く、スマートフォンのGPS機能と連携するモデルがほとんどですね。

スポーツやアウトドアでの使用をアピールしている製品であれば、GPSの受信精度を考慮した製品であることが予想できます。

私の経験談でもありますが、初めて買ったAmazfit製品「Amazfit PACE」が古いながらも「Amazfit GTR」よりGPS精度が良かったことがありました。
これも製品コンセプトの違いが理由で、スマートウォッチに求められる性能が違うからです。

スマートウォッチを選ぶ時には製品コンセプトも参考にしてみて下さい。

そのほかに重要な要素は製品の設計年です。
残念ながら電気機器は新しければ新しいほど高精度かつ省電力になり高性能です。

古いモデルが安価に販売されてはいますが、古い電子機器が新しい電子機器を性能で超えることはごくまれなケースと言えるでしょう。
よほど大きな価格差が無い限り現行モデルを選択することがやはり正解だと思います。

私の選択したInstinctシリーズもInstinct2シリーズになってからはバッテリー持ちが旧製品の倍になりました。
さらに高精細ディスプレイを採用しつつ、Suicaにも対応できるNFCを搭載するなど進化の度合いがとても大きかったです。

またGPS精度に影響を及ぼす機能では、測位できる衛星の種類にも注目してみましょう。
GPS以外にもグロナスやガリレオ、さらにはみちびきにも対応している製品は測位精度を向上させることができます。

測位精度は受信アンテナの設計でも変化しますが、上記のような複数衛星に対応しているモデルであれば受信感度も考慮したモデルであると予想できます。

使用する場面にあわせてスマートウォッチを選ぼう

スマートウォッチのGPS精度には差があることがわかりましたが、誰しもが高精度なGPS性能が必要なわけではありません。
健康のためにランニングを続けたいというニーズに高性能なGPS精度は不要だと思います。

毎日の記録として走行軌跡を残せるGPS機能はあったほうがやる気はアップします。
走った記録を見返して今の自分がどれだけ走れるようになったのか、いろんな場所を走ってきた記録を確認できるのはGPS搭載モデルの特権です。
より走れるようになったときに次のモデルを検討するくらいで問題ないでしょう。

しかし最初からマラソンなどのイベントに参加することを目的としているなら話は別で、少々高価でも競技対応モデルにしたほうが良いと私は考えています。

たとえばGAMIN製品ではトレーニング用のプランを提案してくれたり、自動的にコースを作成してくれたり、自分のコンディションを把握してくれたりと、とにかく走ることに関してあったら嬉しい機能がこれでもかと用意されています。
しかも無料で使う事ができることもポイントが高いです。

これは購入してから知ったことなので、なかなか購入前には気づかないことです。
GAMIN製品は時計の性能もさることながら、GAMINアプリの機能だけでも1万円くらいの価値があると言えるでしょう
自分の身体能力アップに貢献してくれる製品と考えると、GAMINの価格設定は安いくらいかもしれません。


今回はスマートウォッチのGPS性能についてのご紹介でした。

今回紹介した「GAMIN Instinct2S」はAmazonが最安で税込42,000円程度でした。
楽天市場での購入はポイントが加算される日を利用して購入するとお得に買えます。

私は日常使いの便利さを優先してInstinct2Sを購入しましたが、ランナーであればGAMINのランナーモデルはランニングに特化した機能を搭載しているので便利です。

最新モデルのForerunner 265はOLEDを採用して明るくバージョンアップしましたが、前モデルのForerunner 255は反射型液晶を採用していたので電池の持ちがさらに良く、直射日光があたる日中の見やすさがとても良いですよ。

Amazfit GTRシリーズは終売となってしまいました。

購入は楽天市場に出品されている正規代理店のアースリボーンさんで購入するとアフターも安心できます。

Amazfitさんのアフターに関しては別記事でも紹介しています。
クリックで別記事【Amazfitスマートウォッチのアフターサービス】に移動します。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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