年中シャワー派の皆様、寒くてつらい時期はいかがお過ごしでしょうか。
暖かい部屋から寒い浴室へ移動するのがイヤで、寝る直前ぎりぎりまでシャワーを我慢したり寝過ごしてしまったりする私。
そんな私が見つけた快適シャワーグッズのことを書いてみようと思います。
寒い時期のシャワーは長くお湯に打たれたい

シャワー派と湯舟派で繰り返される、どちらの入浴方法が節約できるか問題。
使う水の量は体の洗い方で大きく変わりますのでどちらがお得かを決めるのは難しいのですが、基本的にシャワー派には分が悪いのではないかと思います。
夏場はともかく、冬場の入浴は暖をとるために自身の体にシャワーを当て続ける必要がありますから、どうしても蛇口を閉じる時間は短くなりますよね。
とはいえ、シャワー派にとってそんなことは百も承知。
もともと節水に関してはあまり気にしていない人は多いと思いますし、自分もその1人です。
そんなシャワー派でも寒い時期の入浴に使う水量は気になるのではないでしょうか。
寒くなればなるほどに長時間お湯に打たれていたくなりますから、使うお湯の量が多ければ多いほどに温まることができて快適です。
つまりシャワー派の冬の快適度は長時間お湯を使うことが重要なのです。
節水シャワーヘッドで贅沢に使う
今回私が紹介するのは「節水シャワーヘッド」です。
水量を気にしないシャワー派がなぜ節水シャワーヘッドを紹介するのか?
節水シャワーヘッドはシャワーヘッドにあけられている穴を小さくすることで水圧を確保し、シャワーの勢いを強くすることで水を節約することが目的の商品です。
「シャワーの勢いを強くする=蛇口を多く開けて水圧を強くする」ことなので、水圧が強いのであれば蛇口を開けなくても問題ないという考え方で作られています。
使う水の量は気にならないというシャワー派には無縁の商品かもしれませんが、これは言い方をかえればいつもの水量で2倍の時間シャワーできるとも言えます。
そう考えるとシャワー派にも無視できない製品であり、寒い時期のシャワーを快適にしてくれるグッズではないかと思ったわけです。
実際に使用してわかりましたが、節水シャワーヘッドの水圧はかなり強く、なれるまでは肌が痛いくらいでした。
痛いので蛇口の開度を少なくして肌の刺激が少ないくらいのところで使うのですが、その開度は全開の半分くらいです。
[蛇口の開き=水の量]と考えると、使う水の量はいつもよりも少なくなっているのは間違いありません。
そうはいっても使うお湯の量が少ないと体を伝う湯量が少ないから寒いんじゃないの?
そう思った人は鋭いです。
シャワーをより細く広くすることで水量の少なさをカバー

シャワーの時に温かさを感じるのは水量に比例しますので、節水シャワーヘッドを使うことで体を伝う湯量が少なくなる分寒さを感じます。
しかし節水シャワーヘッドはシャワーに開ける穴の数を補足する代わりに、穴の数を増やすことでより広く体に当てられるような構造になっています。
この工夫はとても効果がありまして、普通のシャワーヘッドよりも広範囲に肌に温水を当てることができました。
シャワーが細くなると冷たい空気で温度が下がりやすくなりますので、通常の給湯温度よりも高めにして使うのがポイントです。
より細かいシャワーが勢いよく飛びますので、自分のまわりがミストサウナみたいに湯気でつつまれます。
少なくなった湯量で発生するデメリットを感じにくくする工夫ですが、シャワー派にはとても嬉しい変更点です。
これだけでもシャワーヘッドを交換するメリットがあるのではないかと個人的に感じました。
水圧が強くなったことでデメリットも

水圧を上げる工夫で使用する水量を減らす「節水シャワーヘッド」ですが、デメリットも存在します。
<H3>お風呂掃除で洗剤の流れが悪い</H3>
お風呂掃除をするときに感じたのですが、お風呂洗剤で浴室を洗った後に洗剤を洗い流すときにシャワーを使うと排水口まで泡の流れが悪いのです。
これは使っている水量が少なくなったので、洗い流すだけの水量が不足しているということでしょう。
水の勢いは強いのに泡の流れが悪いという不思議な光景を目にすることになります。
ケ〇ヒャーなどの高圧洗浄機を使ったことがある人にはわかりやすいかもしれませんね。
水圧が強くてシャワーが暴れる時がある
これは自分が悪いのでシャワーヘッドのせいではありませんが参考までに。
水圧を強くする工夫がなされている「節水シャワーヘッド」はときどき暴走します。
たとえば頭をシャンプーした後、普通のシャワーヘッドの感覚で蛇口を空けてしまうと・・・・
そのとんでもない水圧が噴射されたシャワーヘッドはペットボトルロケットのごとく、水をヘッドから噴射。
シャワーヘッドには噴射と逆方向の力が働くようで、ヤワなシャワーフックだとシャワーヘッドが飛び出します!
フックから放たれたシャワーヘッドの勢いはすさまじいんです。
さながら暴れ馬か、怒り狂ったコブラとでも言いましょうか。
辺り一面に水をまき散らし、暴れ回るシャワーヘッドを再び確保するのは本当に大変で、本当にスゴイ勢いで捕まえられないんです!
お湯が出ていれば良いのですが、ボイラーの作動前だったら冷水ですからね。
そこら中に冷水をまき散らされたら心停止するくらいの刺激をうけることになるので軽く死ねます。
そのためできるなら暴走対策として
「シャワーフックの強化」もしくは手元スイッチ付きの節水シャワーヘッドを買いましょう。
節水シャワーヘッド「レイニー」は買いやすい
ここまで節水シャワーヘッドを紹介してきましたが、私の使っているのは「レイニー」というSANEI株式会社が発売している商品です。
なにより価格が手頃で、ノウハウを生かした製品作りが気に入って購入しました。
節水シャワーヘッドでは有名な製品に「ボリーナ」があるのですが、ちょっと高すぎて躊躇します・・
ボリーナは11,550円(税込)からのスタートですが、レイニーは手元ストップがついても5,000円(税込)を切りますので圧倒的安さ。
とはいえ本当は同列で比較してはいけない商品で、ウルトラファインバブルを発生する製品はレイニーでも11,880円(税込)です。
しかしシャワー派を満足させる製品はレイニーの通常製品でも問題はございません。
美容効果を求める場合はウルトラファインバブルを発生するシリーズを購入しましょう。
わが家のシャワーヘッドは年代物で、手元ストップ機能もないビジネスホテルのシャワーヘッドと同じような製品でした。
節水できて手元ストップがつくなら5,000円は安い買い物だと思います。
交換も簡単。
汎用性のあるパッキンが付属していましたので、プライヤーを使ってすぐに取付できました。
本当ならホースも古いので交換した方が良いのですが・・今回は見送りました。
節水効果は実感できるほどではない
節水効果に関しては過剰に期待しない方が良いと思います。
というのも水を使用する機会はシャワーだけではありませんので、炊事・洗濯・トイレなど水を使う機会は多いです。
そんな理由から、シャワーの節水だけでは請求金額が大きく変わる事はありませんでした。
しかしシャワーに使う水量は確実に少なくなっているはずなので、いつもより長めにシャワーを使っても大丈夫。
特に寒い時期はお湯をできるだけ長く出していたいですからね。
実家住まいやルームシェアなど、同居人に気を遣う環境にあるひとにもオススメできる商品ですよ。