コンパクトスマホを愛用して長年愛用してきましたが、年末のセール価格があまりに魅力的なので思わずPixel6aをポチッてしまいました。
iPhoneSE1と比較するとかなり大型の端末です。
もちろん携帯性については比べるまでもありませんが、コンパクトスマホの選択肢が少ない今では十分あり得る話しです。
コンパクト機になれた私がPixel6aを使い始めて感じたことを書きました。
コスパがiPhoneSE3以上で安すぎる
リセールバリューという言葉がありますが、私はスマホを売ったことがありません。
なんのためにリセールバリューを気にするかというと、中古端末を購入するから。
中古買取価格が安くなる不人気機種、買取価格が落ちない機種というのは逆の目線で気にしています。(安く買えないから)
その中で最近光っていると感じるのがPixelシリーズ。
Pixelシリーズの個人的なイメージですが、カメラの性能に優れているが作り込みはちょっと甘いといったかんじです。
そのわりに中古の価格は高めで、なかなか安くならないんですよね。
気になっているシリーズなので、中古端末でも購入して試してみたいのに…
理由はすぐにわかりました。
どうやら新機種発売セールでgoogleの下取り価格が高いことが原因ではないかと。
購入する端末はPixelシリーズに限定されますが、このサイクルに乗れば最新機種でもお得に購入ができそうですし、その下取り価格はiPhoneの市場価格にも負けていません。
Android派にはとても嬉しいシリーズとして成長したのではないかと思います。
性能もiPhoneSEシリーズと同様の展開をしています。
廉価モデルでも上位機種と同等のSOCであるgoogle Tensorを採用しており、約2ヶ月ほど使用していますが、処理能力の面では何ら不安を感じることはありません。
iPhoneSE3のように外観の流用はありませんから、新鮮度でいえばPixelの方が新しいスマホを使っているという実感があります。
Pixel6aの価格は公式サイトで53,900円(税込)
64GBモデルを62,800円(税込)から展開しているiPhoneSE3より8,900円安いのは挑戦的な価格設定ですよね。
iPhoneSE1ユーザーからみたPixel6aの大きさ
iPhoneSE1のサイズは素晴らしすぎて言うことはありません。
あの大きさで性能が進化していけば言うことはありませんが、iPhoneのminiシリーズがラインナップから消えていったことを考えると需要はかなり限られるのでしょう。
iPhoneSE4ではminiの筐体を使ってほしいと願っています。
さて、Pixel6aの大きさについてです。
当たり前ですがiPhoneSE1との比較ではかなりの大型スマホに感じますが、現在のスマホ事情では標準サイズです。
ギリギリ片手操作ができるサイズと言われていますが、片手で全てを完結できるサイズではありません。
安定した持ち方を維持したときは画面の中央までしか親指は届きません。
そのため左手で時々サポートしてやる使い方がこのサイズのスマホの使い方でしょう。
Pixelシリーズで見るとPixel6aは小型に分類されるようです。
Pixelシリーズはモデルごとのサイズ感に法則性はなく、今回は6aが小型で発売されました。
Pixel5あたりのサイズ感が個人的には理想ですが、現実的な大画面のスマホと考えるとPixel6aは理想的なサイズであろうと思いますね。
ズボンのポケットに突っ込んだときは収まりが悪いので、膝を曲げたときに落ちる可能性は高いでしょう。
この大きさに関してはなんとか我慢して携帯できるサイズと言えますね。
写真が簡単キレイに撮れる
iPhoneSE1を使っていてキビシイと感じるのが室内の撮影でした。
低照度の時は被写体がブレやすく、たとえば猫を撮ったらブレてしまって化け猫になる確率が非常に高いのです。
コロナ禍であまり出かけなくなり、室内撮影の機会が増えたから気付いたことですね。
一番驚いたのが吹雪の夜に撮影した写真です。
時間は20:00くらいで、街灯のある道路でしたが吹雪で前方が見えにくい環境でした。
吹雪の酷さを伝えるために撮影したのですが、写った写真には吹雪いている感じは一切無くて拍子抜けしました。
どう見ても吹雪いているようには見えませんよね・・
仕組みはわかりませんが、複数の写真の合成なのかなと思っています。
Pixel6aは低照度の撮影が得意なようです。
室内でペットを撮影するときは自動的にショートムービーになりますし、屋外の夜景を撮影する場合ではブレにくいようにターゲットが表示されます。
そのうえで撮影後にブレを補正してくれるので、夜間でも鮮明な写真が撮影できるのです。
とにかく撮影に失敗することがなくなりましたので、ユーザーの知らないところで画像補正(修正)されているのではないかと思われます。
iPhoneSE1を使っているユーザーが気になる所はカメラとバッテリー容量くらいではないかと思っていますが、ことカメラの性能に関してはPixel6aは大きさをガマンして使用するだけの価値は持っている機種だと思います。
普及価格帯の製品とは思えない満足度を提供してくれるスマホであることは間違いありません。
[Android]と[iOS]の違いは?
価格帯と性能で直接対決ができるPixel6aとiPhoneSE3ですが、それぞれ採用しているOSが違う事は皆さんご存じの通りです。
それぞれのOSに良さがありますが、私のイメージではその差はとても少なくなりました。
[Android]は[iOS]の良さを取り入れていますし、[iOS]は[Android]の良さを取り入れることによって乗り替えユーザーに不満が出ないような改良をしています。
[Android]はバックグラウンドでタスク処理をするのが得意で低スペックな機種でもアクティブ時には準備万端状態になっているイメージでしたが、現在ではバッテリーの持ちを実現するためにタスクキルを頻繁に実行してバッテリー消費を抑えています。
[iOS]は高性能なSOCを駆使して、アプリを起動したときから爆速でタスクをこなしてユーザーに不満を持たせないような工夫をしているため、スタンバイ時のバッテリー持ちがとても優秀ですが、バックグラウンド処理が必要なアプリに権限を与えて作動させるとそれなりにバッテリーを消費します。
それぞれのOSに言えることですが、各々の弱点を潰してライバルとの差を縮めるという守りのフェーズに突入している状態です。
OSアップデートが5年程度提供されることを考えると、[iOS]がすこし有利に感じますが。
サードパーティアプリを使う事が当たり前のスマホにおいて、[Android]と[iOS]の差はほとんど無いと言って良いでしょう。
アプリ販売手数料の関係で有料アプリは[iOS]版の方が高いことが多いですね。
すこし例外的な使い方をする時は[Android]が有利です。
もともとオープンソースと言われる仕様が公開されているOSの[Android]は、ユーザーの手によって改良が加えられているOSでもあります。
多少の知識があれば派生OSを組み込むことも可能なくらいの自由度があり、提供されているアプリにも自由度の高いアプリが多いのが特徴です。
カスタマイズが好きな人には[Android]以外の選択肢は無いのでは無いでしょうか。
しかし自由度が高いことは悪いこともできるわけなので、見極めも非常に重要です。
その逆で[iOS]はAppleが安全性を重視しているOSです。
Appleが提供する自由な範囲で開発が行われているので、提供されているアプリも自由度は少ないですが安心して使うことができます。
ただ膨大なユーザー数を抱えるiPhoneです。
悪いことを考える人はあらゆる手法でユーザーに狙いを定めてきますから、近年はiPhoneでも安心と言えない状況になってきていますね。
設定をいじったらおかしな事になってしまった・・。
パソコンなどでそんな経験を持っている人はiPhoneを選ぶと幸せになれると思います。
致命的な設定変更はできないようになっているのも[iOS]の良いところですね。
iPhoneSE1からの機種変で思った事
ここからはiPhoneSE1からPixel6aに変えて良かったと思ったことです。
サイズではいまだにiPhoneSE1に未練があるのですが、ポジティブに考えていきます。
セキュリティアップデートが提供される安心感を取り戻せたこと
実際にどんな安全対策がされたのかは把握していませんが、最新の安全対策を常に提供される安心感は欲しいです。
とはいえ、機種変更した後もiPhoneSE1にセキュリティアップデートが提供されているようで、さすがはAppleだなと感心しています。
カメラの性能がとんでもなく優秀なこと
写真の写りがとんでもなく優秀でキレイです。
まったく何も考えることなくシャッターを切るだけでキレイな写真が撮れてしまいます。
手ぶれが原因で失敗したことは一度も無く、夜景ですら手持ちで普通に撮影ができる。
ペットの写真は自動でショートムービーとなり、あとからベストショットを切り出せる。
どんなに頑張ってもiPhoneSE1では実現できないことなので、カメラ性能だけでも4万円出す価値がありますよ。
バッテリー持ちが2倍になったこと
バッテリー残量のパーセンテージを確認した体感での感想ですが、自宅に帰ってきたら50%以下になっていることはまずありません。
使用頻度は営業車で1日中Spotify・Voicy・YouTube音声を再生。
動画再生をしなければ70%くらいの時もあり、省電力かつバッテリーが大容量であることを実感させられます。
そのかわりに充電時間は結構かかります。
急速充電ができる環境でないと充電に関しては不満がでそうです。
iPhoneSE1は電池容量が少ないこともあり充電時間も短時間だったので、継ぎ足し充電は意外と快適でした。
OLEDディスプレイはキレイ
Pixel6aのディスプレイは一般的なOLEDディスプレイですが、iPhoneSE1の時代の液晶ディスプレイとは仕組みそのものが違います。
とくに液晶ディスプレイのバックライトに関しては照度にムラがあり、経年劣化していることからも画質にはキビシイものがありました。
その点OLEDディスプレイは明るさと無点灯で実現する黒の再現など、同じ写真を見ていても再現度が違いますので満足度はかなり高いです。
撮影・再生ともにキレイとあれば、撮影好きには文句なしの性能でしょう。
5万円台で買える機種ではない
そもそも5万円台で販売する機種なのか?と思いました。
これを廉価版として発売できるのは驚きですし、買えた自分も幸せです。
唯一の弱点だった指紋認証の精度も2023年1月のアップデートで劇的に改善され、失敗することは稀になるくらいの精度になりました。
iPhoneSE1よりもかなり大型なPixel6aですが、いまのところそれすらも我慢できる性能と利便性をもっています。
Appleは無印iPhoneをベースにSEを作らないときびしそうですね。
Pixel6aは買って正解のスマホです
性能と価格のバランスにとても優れたスマホなので、迷ったら選んでおいでも大丈夫なスマートフォンでした。
スマホで写真をキレイに撮影できる機種が欲しい、でも端末購入価格は抑えたい。
そんなユーザーにはiPhoneSE3よりもおすすめできるイチオシの機種となっています。
旅先でガンガン撮影しても一日しっかりと使える電池容量も魅力です。
いままで[Xperia]や[GALAXY]の廉価版を選んできたユーザーには特にオススメで、明らかに廉価版といった差別化がされていないのがPixel6aの良いところです。
廉価版としては性能が良すぎるので、基本性能では不満はいっさい出ないでしょう。
気になるところは素のAndroidならではの荒削り感で、「Xperia」や「GALAXY」ほど気の利いた機能が搭載されていない感じはあります。
Pixel6aの出来に対してPixel6 PRO版やPixel6は性能差をだすのに苦労していそうですが、それだけ5~6万円台という価格帯でスマホを購入するユーザーをGoogleが重視していると考えられます。
すでにPixel7が発売されており、さらにはPixel7a発売の噂も出てきました。
ですが今のタイミングでPixel6aを購入してもタイミングとしては問題ないと思います。
発売されてからアップデートが繰り返されて不具合関連はほぼ解決されていますし、下取りも優遇されているので、今後Pixelシリーズを使っていくなら損はけっしてないでしょう。
価格も少しずつ値下がりしており、楽天では未使用品が税込でも46,000円を切る価格で購入できるようになりました。
お得に高機能なスマホを購入したいならPixel6aは是非検討してほしいスマホです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。