長時間の運転やデスクワークでの腰痛に悩まされていませんか?
特に運転に関しては、シート設計そのものが自分に合わなかったり、シートの経年劣化で体をしっかりサポートできなくなっています。
紹介する「ハグドライブ シートクッション」は特殊な流動ジェル(エクスジェル)を採用して体圧を均等に分散してくれる製品で、簡単お手軽に今のシートをアップグレードします。
この記事では「ハグドライブ」の使用感や特徴についてご紹介、実際につかってみて感じた感想を書いた記事となっています。
私と同じように腰痛に悩んでいる方へ参考になれば幸いです。
「ハグドライブ」の中身「エクスジェル」とはなんだ?

エクスジェルは「ハグドライブクッション」シリーズで採用している特殊な流動ジェルの名称です。
このエクスジェルの特徴は「柔軟性」「弾力性」「流動性」を兼ね備えたジェル状の物体で、体と椅子の間に入り込むことで圧力を効果的に分散する効果があります。
その具体的な効果として、「車からの振動吸収」と「人間の姿勢変化を吸収」があり、長時間の運転や座り仕事における疲労感を軽減してくれるのでした。
エクスジェルを採用したハグドライブクッションの効果ですが、一度使うと一般的なウレタンスポンジだけを採用したクッションとは特性が違うことが体感できます。
モチモチした感触とでも表現したら良いのか、とても薄い素材なのに座り心地が改善する不思議なクッションなのです。
私の体験になりますが、「ハグドライブ シートクッション」を必要とした理由を書いていきます。
軽自動車のシートは経年劣化で潰れてしまう
「ハグドライブ シートクッション」を知ることになったのは、自家用車のシートクッションを探していたときの事です。
毎日片道一時間の自動車通勤をしていますが、 その工程は渋滞路と流れの良い道路が半々くらいの道のりを通っていますが、通勤に疲労感を感じるようになりました。
お尻や腰の疲労感は痛みこそありませんが、そのうち腰痛になりそうな不安があります。
自家用車はエブリイワゴンで軽貨物をベースにした乗用車です。
仕事にも使える車なのでシート自体は仕事にも耐える機能性の高いものが採用されていますが、軽自動車ということもありシートの調整幅が少なく万人向けとは言えません。
この車は中古車で購入していることもあり、シートのクッションも一部にウレタンの潰れが発生しているヘタったシートであることも関係していそうです。
そこで運転環境の改善を狙ってシートクッションを探していました。
機能性を重視していたので、少々高くても良いモノを使いたいと思っていたところで「ハグドライブ シートクッション」を知りました。
特に気になったのは、エクスジェルの特性でおしりの体圧分散ができること。
劣化したシートは体重が分散できず一箇所に集中しているような感覚があったため、「ハグドライブ シートクッション」はヘタったシートとは相性が良さそうに思えました。
参考にした口コミやレビューではお尻や腰がラクになったとのコメントが多数あり、体圧分散には効果が期待できそうでした。
実際に購入したのは座面クッションのみで、その理由は予算オーバーが主な理由です。
競合製品と比較すると圧倒的に高いが効果も大きい
自動車用のシートクッションは数多くの製品が発売されています。
シートクッションは一般的に安価で販売されている商品ですが、「ハグドライブ シートクッション」は13,200円(税込)と他の製品に比べて高額な価格設定です。
座面用の一番シンプルな製品でも一般的なシートクッションよりかなり高めの価格設定なので、購入を迷っている人はかなり多いように思います。
しかし採用されているエクスジェルという素材の性能は唯一無二です。
そして「ハグドライブ シートクッション」は自動車メーカーの純正オプションカタログにも掲載されている製品でした。
純正オプション採用されているということは品質や耐久性については間違いない製品と言えるでしょう。
この時点で私は購入を決めました。
購入にあたり色々と値段を調べましたが、「ハグドライブ シートクッション」は基本的にワンプライス販売のようで販売価格に差はありませんでした。
どこで購入しても同じかとあきらめていたとき、Amazonで10%ほど値引き販売されていたのを発見し購入しました。
購入するのであればAmazonの価格をチェックしてみて、値引きがあるようならAmazonで購入するのが最安ではないかと思います。
購入直後は高い買い物をしたことで不安もありましたが、いざ使い始めると買って正解だったと思える高性能な製品でした。
「ハグドライブ」の使用感と感想
「ハグドライブ シートクッション」を使用した感想です。
結論を先に言えば、狙い通りお尻と腰の圧迫感を低減させることができました。
「ハグドライブ シートクッション」は「ハグドライブ」シリーズでは一番安価な座面のみをカバーする製品であり、お尻の痛みやシートクッションの潰れが気になる方へ衝撃や振動低減を狙った製品です。
簡単に載せ替えできるので、例えばミニバンのサードシートで使うこともできます。
装着した車種はエブリイワゴン

使用した車種はスズキのエブリイワゴン(DA64W型)です。
この車種は荷物の積載容量を確保するためにエンジンをシートの下に設置しているタイプの車で、マニュアルトランスミッション(MT)車というほぼ商用貨物仕様と言える車です。
商用ベースの車であること、エンジンの上という自由のきかないレイアウトの為かシートの調整は前後スライドとリクライニングのみという最低限の調整機構しかありません。
エブリイは仕事に使う車なので、基本的には1日乗っていても問題のない形状のシートを採用していますが、軽自動車なので決して素材が良いとは言えないシートです。
この車は15年近く経過していて、走行距離は80,000kmを超えた車両ということもあり、純正シートのウレタンは粉が落ちてくるくらいに劣化しています。
短時間であれば気になりませんが、長時間の運転だと体重でウレタンがつぶれてしまうのでお尻と腰に圧迫感を感じるようになります。
こんな状況の自家用車ですが、「ハグドライブ シートクッション」を使う事で座り心地の改善ができれば大成功です。
すぐに効果を感じる製品ではなかった
じつは購入直後に感じたのは違和感からでした。
違和感と言ってしまうとマイナスイメージなのですが、毎日使っている体に馴染んだシートとは違うという違和感です。
お尻の当たりは狙い通りで、やわらかく均一に分散してくれている良い感触でした。
しかしエクスジェルは厚みをもった製品なので着座位置がすこし高くなりました。
そのため視界がいつもよりも高く、背もたれやヘッドレストの位置関係が変わりました。
これは最初に感じた違和感の理由でもあり、いつもと違う感覚を一番最初に実感します。
ただ背もたれとヘッドレストについてはサポート可能な範囲なので、調整位置を見直せば機能性にまったく問題はありません。
座面の高さについてはエブリイワゴンは調整機構がありませんので、体系によっては厳しいと感じる可能性があります。
身長170cm座高高めの私には許容範囲でしたが、高身長な方であれば頭上空間が狭くなるので車によっては快適性に影響がでるかもしれません。
期待していた疲労感の低減と腰への負担が減らせるかについてですが、シート交換のようにすぐに実感できるという感じではありません。
「効いているのか?」「失敗したかな?」と思ったくらいですが、しばらく使用していると通勤がずいぶん楽になっている事に気付きました。
製品も自分自身も、馴染むまでは多少の時間は必要なようです。
購入してから数ヶ月経過すると自分の体にも馴染んできたのかフィット感もよくなりました。
特に車に乗り込むときが最高で、「ハグドライブ」の存在を毎回感じる事ができます。
「ハグドライブ」を装着してからは長距離移動が楽になったので、今では休日でも積極的にエブリイワゴンを使用しています。(とても楽しい車なんです)
冬はひんやり、夏は暑く感じるのが欠点か
次は「ハグドライブ シートクッション」の欠点を紹介します。
一つ目は純正シートに採用されているシートヒーターの効果がなくなります。
エクスジェルには厚みがありますので、シートヒーターをつかっても暖かさを感じることはできません。
時間が経過すると若干のぬくもりを感じる事はできますが、かなりの時間が必要になりますので実用的ではなくなります。
二つ目はエクスジェルが液体のように温度を吸収することです。
つまり寒いときはエクスジェルが冷えて、熱いときはエクスジェルが暖かいのです。
そのため冬場はお尻に冷え感を感じますし、夏場はお尻が暖かい(暑い)と感じます。
快適性に影響が出ますので、座り心地の改善とどちらを優先するかを考える必要がありますが、私は総合的に「ハグドライブ」の座り心地を優先しました。
シートヒーターが使えなくなったのは残念でしたね。
一番のおすすめは、ランバークッションを同時使用すること
「ハグドライブ シートクッション」を使用し始めてから「ハグドライブ ランバークッション」を譲ってもらいました。
シートに合わなかったとのことで、旧モデルを知り合いが譲ってくれたのです。
ランバークッションにもエクスジェルが採用されているのですが、購入検討時は腰回りにクッションの必要性を感じませんでした。
ところが実際に使用してみると印象が大きく変わることになります。
ランバークッションは腰の位置がズレないように矯正してくれるので、座面に設置しているシートクッションの着座位置がピタッと決まります。
シートクッションのみで使用していたとき、良い位置に落ち着くまでは座る場所を頻繁に変えていたのですが、ランバークッションを使い始めてからは座る場所を変える必要はまったくなくなりました。
ランバークッションは使い続けることで自分の腰に合った形状になるようで、当初は腰に若干の圧迫感を感じていましたが、今ではシートのスキマを埋めてくれるような絶妙のフィット感に変わっています。
加速時にシートの背もたれとランバークッションで体全体を支えてくれるような感触は快適です。(旋回時に体を支えてくれるくらいのビシッとしたホールド性能はさすがにありませんが…)
じつはハグドライブのクッションにはセット品があります。
ランバークッションを含めると価格は高くなりますが、お尻とシートクッションの位置をしっかりと決めてくれる効果があるので、「ハグドライブ」はセットで使うとおすすめです。
購入方法と価格について
「ハグドライブ シートクッション」「ハグドライブ ランバークッション」は一般的に定価で販売されています。
これはオートバックスやネットショップでも同様の傾向です。
しかしAmazonだけは10%近く値引きして販売されていることがあります。
購入を検討している方はAmazonの価格をチェックしてみて、値引きされているようなら購入を決めて良いと思います。
私も最終的にAmazonで購入しており、10%を超える値引きはありませんでした。
送られてきた商品はカー用品店で販売されているものと同じ商品でした。
「ハグドライブ」シリーズは価格に見合った性能を十分に持ったシートクッションです。
気軽に購入できる製品ではありませんが、シートそのものを交換するより安価に座り心地を改善することができる製品でした。
大切な愛車といつものドライブをもっと快適にしたいと思ったら、「ハグドライブ シートクッション」を導入することで、いつもより楽しい運転時間を過ごすことができますよ。
「ハグドライブ シートクッション」の体験記をお読み頂き、ありがとうございました。
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