こんにちは、三毛フミです。
趣味のランニングを始めてから3年以上継続している息の長い趣味になっています。
もともと走るのが大っ嫌いでしたが、ランニングだけは今も続けているから不思議です。
実際に走ってみてわかった事ですが、ランニングは走っている途中から気分がとても良くなってくる謎の楽しさがあるスポーツです。
今ではランニングが趣味といえるようになり、フルマラソンの完走を目標に頑張れるまでになりました。
私と同じように、走る事に苦手意識を抱いていませんか?
もしそうであれば、下手の横好きなわたしがどうして走ることを好きになった理由を書いてみましたので参考になれば嬉しいです。
すごく素人目線で書いていますので賛否両論ありますがご容赦ください。
走ると苦しくないですか?とよく聞かれます
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走り始めてから一番よく聞かれる質問かもしれません。
わざわざ自分が苦しむような事をしている理由がわからないし理解できないと言われます。
もちろん私もそう思っていました。
でも結論から言えば「苦しくない走り方を知ったら楽しくなった」で、自分が楽しく走れる領域までしか追い込んでいません。
楽しい領域でランニングを楽しんでいます。
たしかに私の記憶でも「ランニング」というのはただの苦しいスポーツでした。
でもそれは体育の授業や部活動などでタイムを縮めるための苦しい体験をしているからだと思います。
これは「もっと速く走る」「自分の能力を向上する」という大きな目標があったからで、キツイくらいの負荷を与えないと能力が向上しないからという理由があったからでしょう。
私が走り始めるにあたり、この「もっと速く走る」はあまり重視しませんでした。
目的はあくまで走ることが好きになること、走ることを楽しみたいからです。
(もちろん競技であればより速くというのは意識しなくてはいけないことですが、走ることが楽しくなってくると自然と何分で走れたのかを意識するようになってきますよ。)
こんな楽しく走るという考え方は否定されるかもしれませんが、趣味として走るのなら速さは突き詰めなくても問題なしだと私は考えます。
まず大事にしたいのは走ることを楽しいと思えることです。
それは私が今もランニングを楽しんでいることが何よりの証明になるでしょう。
楽しく走るだけでも継続していれば、それにともなって身体能力の向上は必ずあります。
走ることが当たり前の日常を続けることで体も自然に対応できるように人間は成長していくはずです。
この考え方で継続していけばランニングを無理なく続ける事ができます。
そういえば走る事でなにが期待できるのでしょうか?
いろんな意見が存在していますが、ここでは自分が継続していて体感できた事を紹介していきたいと思います。
「走っていて良かった」と思ったとき
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階段に負けない足腰ができる
「階段を登っても息切れしなくなった!」
「そりゃそうだろ」ってツッコミがありそうですが、日常生活の中で階段を上るときほど自分の身体能力を自覚する場面はないでしょう。
「身体能力が向上してる!」この実感がランニングを継続できている一番の理由です。
動く事で足の筋肉を鍛えられるのはもちろんの事、正しいフォームで走ると腰から腕にかけての全身運動に変わりますからトレーニング効果は抜群。
日常生活でもいろんな場面でその効果を体験できるでしょう。
走り始めの頃には思わぬ筋肉痛がいろんな場所で発生します。
筋肉痛の箇所で鍛えた場所と効果を実感できるのですが、走ることは想像以上にいろんな筋肉を使っているようです。
足腰を鍛えた効果は日常生活のなかで十分に体感できます。
いつも上っている階段が余裕になったり、ちょっと急ぎ足が必要な場面で息切れがしなくなったり、自分の体力向上が毎日の生活で感じられる瞬間は本当に嬉しい。
だからもっと続けようという意欲がわいてきます。
最初のうちは違いがどんどん体感できるので、「よし!今日もまた走ろうかな!」と思う事ができ、走ること自体もどんどん楽にできるようになります。
人間の能力は本当にすごいですね。
寝床に入るとぐっすり眠れる
寝付きの悪い私がスッと眠れるようになりました。
適度に体を動かして心地よい疲れを残すことで就寝時の寝付きがとてもよくなります。
適度な運動負荷であることは大前提ですが、タイムを追求するトレーニングの場合は疲れすぎてしまいます。
そうなると心地よい疲れとは違ってきますので注意が必要です。
このほどよい疲れは湯船につかった感じとよく似ています。
翌朝の目覚めも違ってきますので、適度なランニング習慣は快眠の秘訣かも。
ただ走る時間にはきをつけてください。
寝る前など夜に走るのは避けた方がよく、逆に目が覚めてしまうことも。
私は夜走る生活スタイルですが、遅い時間時間に走ると眠れなくなることがありました。
モヤモヤしていた頭脳がスッキリする
ランニングには頭の中をすっきりさせる効果があるようです。
自分の呼吸を意識しながら走り続けることで、瞑想に似た効果があるようですね。
仕事が忙しくて頭がいっぱいいっぱいになっているとき、気分転換にランニングをして走り終わった後は頭のなかの情報が整理されてラクになる経験を何度もしてきました。
脳の血流が良くなるからか、考え事をしていても捗ります。
いまでは頭の整理をしたいときは走りながらという習慣になっているくらいです。
音楽を聞かずに走るとより効果的なので、頭をスッキリさせることが目的なら音楽は無しで走ることをオススメします。
さらに目も休められる夜間に無音でランニングしているときなんて、もはや癒やしの時間ともいえるくらいに贅沢な瞬間です。
ただし、かならず反射素材で安全対策をしてください。
車から走っているランナーを夜に認識するのは困難なので、事故にあう危険性があります。
なぜかとても幸せな気持ちになる
文面だけ見るとやばい感じがしますが本当のことです。
走って20分くらいが経過すると、とても幸福感にみたされるのです。
これは科学的にも根拠がありまして、走り始めてしばらくすると「セロトニン」という物質が活性化するからです。
「セロトニン」は「幸福ホルモン」といわれており、これが活性化することで人は幸せな気分を感じるという訳です。
私の体験では、走り始めて20分程度経過する頃には超ハッピーな気分で走っています。
この状態になると、自分に取り込まれる情報すべてがいつも以上に感動的に変化します。
景色を見ても素晴らしく感じますし、音楽を聴いても受け取り方が違います。
考え事をしていても何事もプラスに感じられてすごくポジティブ思考になります。
ランニングをしている大半の人は「幸福感」を求めて走っているのではないかと。
注意点としては、追い込んで負荷を高めたランニングだと苦しさが勝ります。
走ることが好きになるには幸福感を感じながら走ることが大切です。
適度な負荷のランニングであれば、また次も走りたくなってしまうのです。
なんとなくランニングを始めてみたくなりませんでしたか?
走りたくなってきたあなたに、これはあると便利と思ったアイテムを紹介します。
これがあるとランニングはもっと楽しい
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では実際に走ってみようとおもったあなたへ、用意しておきたいアイテムをご紹介します。
走ることは体一つでできますが、ランニングタイムをより楽しく楽しむ為のアイテムなのでチェックしてみて下さい。
ランニングシューズ
これは必須といっても過言ではありません。
初心者のうちは体がなれておらず、走るのに必要な体ができていません。
走り方もうまくできないので、足にはかなり負担が集中します。
その負担を少しでも軽減するために、最初は衝撃吸収性に優れたランニングシューズを買うことをオススメします。
自身の失敗談ではありますが、とりあえず手持ちのシューズで走っていました。
そうすると足の筋肉痛はもちろんですが、膝や足首の関節も痛くなることがしばしば。
特に悩まされたのがスネの痛みです。
こうなると「今日は走るのやめよう」になってしまいます。
思い切って専用シューズを買った後はとても快適でした。
明らかに路面からの衝撃が消えますので、驚くほど関節や筋肉の痛みも軽減されました。
はじめてのシューズはランニング用ではなく、ジョギング用が良いと思います。
タイムを出すことを目的とせず、衝撃吸収性に優れたシューズを選ぶことで「継続」することの手助けをしてくれるでしょう。
高額なモノでなくても効果は十分にありますから、まずは走る用途のシューズを買いましょう。
ウエストポーチ
スマホやちょっとしたお金を持ち運ぶのに便利です。
最近のスマホは大型化しているので、そこそこ容量があるものを選べばよいでしょう。
さらにペットボトルホルダーがついていると、夏場のランニングでも便利ですよ。
走っているとウエストポーチでもかなり揺さぶられます。
サイズ調整がしっかりできるものでないと、ランニング中に緩んできたりします。
私の持っているウエストポーチも徐々に緩んでくるため、安全ピンで無理やり固定しています。
しっかりと固定できるベルトを採用しているかもチェックポイントですね。
ウエストポーチが苦手な人は着ることができるベスト型が良いかもしれません。
私もウエストポーチを愛用していましたが、今ではベスト型に変更しました。
ランニングウォッチ
ランニングのデータを記録できる腕時計です。
普及が進んできたスマートウォッチなら、標準機能として運動記録機能を持ったものが多いはずです。
ランニングウォッチにはいくつかの種類があり、具体的には大きく分けて以下のパターンが存在します。
①スポーツ用のデータロガー機能を重視したタイプ
メーカーで言えば「ガーミン」が有名です。
タイム計測はもちろん、GPSを搭載しているので移動経路を記録できます。
心拍計も搭載しているので、自分の状態を確認しながら走ることができます。
専用モデルだけあってGPS性能やアプリの使い勝手などに違いがありますから、スポーツとしてランニングを継続したいなら積極的に選びたいタイプです。
②日常使用できるスマートウォッチタイプ
有名なのは「Apple Watch」に代表されるスマホ連動を重視した腕時計です。
モデルごとにGPSや心拍計の有無があり、運動記録はどちらかといえば健康管理を目的としています。
GPSや心拍計を搭載しているモデルであれば、性能の差はあるもののスポーツモデルと同等の機能を有します。
腕時計として使うことを主目的としているので、多数のメーカーが発売しています。
デザインで選んでも良いのですが、ランニングでの使用を考えるとGPSと心拍計を搭載したモデルを選択しておくほうが良いでしょう。
③健康管理を目的とした活動量計タイプ
有名なのは「FitBit」に代表される運動量(消費カロリー)を計測する機器です。
安価に購入できるので、気軽に試すことができます。
Gセンサーと心拍計を利用して運動量(消費カロリー)を計測しますので、スポーツ時の心拍や距離(歩幅から計算された計算値)を記録することができます。
屋内ランニングの場合はGPSが使えませんので、ジムや屋内での利用であれば不利な部分はありません。
実績を残すことで明日のやる気につながる
ランニングウォッチは走ることを継続するために一番重要なアイテムです。
運動記録機能を持った製品であれば、スマホと連動してデータを残すことが可能で、ちょっとした合間に自分の記録を見ることができます。
いままで積み重ねてきた実績を確認して、能力の向上を知ることがやる気アップにつながります。
新しいルートに挑戦したときは距離を確認して満足できます。
いつものルートなら時間を確認して速くなったことを実感できます。
心拍計があれば自分が無理しているかどうかがわかります。
GPS記録が残ればいろんな場所を走りたくなりますし、高度も計測できるので負荷の大きさを知ることができます。
専用アプリは自動的にあなたの頑張りを記録し、その記録をネットで共有することで仲間やライバルを意識することができます。
情報を見える化してくれるランニングウォッチは絶対オススメです。
準備ができたら走ってみよう
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安全を優先したコース設定を
ランニングの準備ができたら早速走ってみましょう。
コースはどこでも良いと思いますが、足を保護するためにも平坦で段差のない道を走った方が良いです。
特に歩道は頻繁にアップダウンや段差があるので足を故障しやすいです。
疲れてくると注意力が散漫になりますので、車の往来が少ない場所を選んだ方が事故に巻き込まれる可能性が少なくりますから安心して走れます。
走っていると気づきますが、車とのすれ違いで歩行者ギリギリ横を走り抜けていく人がかなり多く、フラついたりすると命取りになってしまいます。
理想は公園や河川敷などランニング用のコースがあれば良いのですが、ない場合は極力安全かつ走りやすい路面のルートを見つけるようにしてください。
私は幸いなことに田舎住まいなので、信号も交通量も少ない環境です。
自宅周辺でも理想的な環境が揃っていますので、車の通らない農道を走ったりしていますよ。
ペースはあまり気にせず距離を目標に
走る距離の設定ですが、ちょっとだけ頑張った距離設定をオススメします。
私の場合は体が出来上がるまでは無理をしないことを目標に、3kmを設定していました。
目的は走りきれることを実感することなので、どんなにペースが遅くても目的の距離を走り続けることを目標にします。
小さな目標を毎回達成することで成功体験を繰り返していくのが継続の秘訣ですね。
走るペースも歩きのようなスピードで問題ないです。
いきなり速く走れるものではありませんから、まずは体ができてくるのを待ちましょう。
そのうち難なく走れるようになります。
なんとなく恥ずかしい気持ちもあるかもしれませんが、気にしてはいけません。
私が走っていた時も側から見たら、ほぼ歩いているようなペースであったと思います。
どうしても気になるなら夜に走るのも良いかもしれません。
自然と走れる距離をのばしたくなる
どんな形でも歩かずに走り続けられたことは間違いのない実績です。
そうやって少しずつ自分が走れることを実感しつづけていくと、少しずつ走る距離を伸ばしていきたくなってきます。
同じことに満足しない人間の性分なのでしょうか。
やがて驚くほどの長距離を走れるようになっていきます。
この繰り返しが最高に楽しいです。
楽になるのは20分以上走ったら体感できる
少しずつ走れるようになってきたら目指してほしい領域があります。
それは約20分以上のランニングをしているときに体験できますが、そこを超えると急に体が楽になり、どこまでも走り続けられる感覚に変わります。
体の調子もとても良くなり、さらには呼吸も安定してきます。
ここに至るまでは呼吸がつらかったり、足が痛かったりとキツイ状態のはずですから不思議なんですよね。
この状態を知っているか知らないかでランニングを楽しめるかどうかが違ってきますから、是非とも長時間ゆっくり走って体験してみてください。
私もこの感覚が大好きで、今も走り続けているのだと思います。
この感覚は1時間以上続きますので、10km程度の距離はすごく楽しく走れるようになりますよ。
ランニングしている人はとても楽しい
ランニングをしている人は「とても楽しい状態で走っている」ということです。
追い込んでタイムを求めている人。
より遠くまで走れるような体力を求めている人。
目的は様々なのですが、走っているときは例外なく楽しいからです。
ただ走るだけなら何も必要がないところがランニングの良いところでもあります。
そこからすこしずつアイテムをそろえることで、より楽しく、より快適に、より速く走れるようになります。
この過程を楽しむのもまた楽しくてたまらないのです。
走るのが嫌いな人にこそ知って欲しい。
そんな楽しい趣味が「ランニング」なのでした。
はじめるのはとても簡単なので、是非この快感を知る第一歩を踏み出してみてください。
きっと一週間後のあなたは走るのが好きになっていると思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました。